News

ニュートン バイオキャピタル、和田 道彦博士とフィリップ デバッカー博士の参画で、 チーム体制をさらに強化

日本および欧州の慢性疾患領域を対象としたアーリーステージのライフサイエンス企業への投資と育成を目的とした ベンチャーキャピタル、ニュートン バイオキャピタル(本社:ベルギー、ブリュッセル、CEO:アラン・パルトゥーンス、以下、NBC)は、現社外取締役の和田道彦がクリニカル&メディカルサイエンス担当顧問に、また元欧州議会議員であるフィリップ デバッカーがシニアパートナーに就任すると発表しました。両氏は、それぞれのライフサイエンスと投資に関する豊富な経験と専門性を活かし、マネジメントメンバーとして日欧双方からNBCの投資と育成活動をさらに強化していきます。

和田氏は、NBCが選定するプロジェクトのデューデリジェンスを担当するとともに、ライフサイエンスとビジネスの両面においてアドバイスを提供し、投資先企業の成長を支援していきます。デバッカー氏は、投資先企業の成長を支援するとともに、欧州および国際的な幅広いネットワークを活用し、現在および将来のファンドの拡大を促進していきます。

和田氏は、ライフ サイエンス分野のスタートアップ企業がベンチャーキャピタルや関連企業等との協力体制を進め、起業を成功に導き、協力者全体としてWIN-WINの好循環を作って、サステナブルに共存できるエコシステムを日本の医薬品産業に構築すべく、これまでも積極的に活動し実績を収めてきました。医学博士(京都大学医学博士)として外科治療に従事し、神戸市立医療センター中央市民病院外科医長を経て、2007年にバイエル薬品へ入社、臨床開発本部オンコロジー、スペシャリティメディシン・ヘッドを務めました。2012年には当時はまだYale大学発ベンチャーで、補体領域のパイオニアである米国のアレクシオンファーマのVice Presidentとして参画し、日本におけるR&D本部長として7年間で、4薬剤の薬剤承認、計7適応症取得に関与され、同社の成功に深く寄与しました。現在は慶應義塾大学病院臨床研究推進センター特任教授を務めています。

デバッカー氏は、ゲント大学で分子生物学の博士号を取得し、ソルベイ ビジネス スクールで MBA を取得後、アーリーステージのライフサイエンス企業に投資するVCに勤務。2011年に欧州議会の議員になり、資金規制と長期投資、中小企業政策と産業政策を担当しました。 2016 年、ベルギー連邦政府の大臣に就任。 2020年 3月、ベルギーのソフィー ウィルメス首相から、新型コロナウィルス感染の連邦タスクフォースのリーダーに任命され、医療材料の調達と検査能力の確立と向上に従事しました。

「和田先生の助言はNBCのチームや投資先企業から非常に高い評価を得ており、今後はチームへのアドバイザーとして一緒に仕事ができることを大変嬉しく思います。先生には、ライフサイエンス分野のプロジェクトに対して、社会実装へ向けたより臨床的医学的なアドバイスと評価をしていただくことになります」とNBCの鈴木貞史 日本代表は 述べています。

また、NBCのアジット シェティー会長は「和田先生とデバッカー先生をニュートン バイオキャピタルの経営陣として迎えることができ、大変光栄に思います。お二人の豊富なライフサイエンス、ビジネス、政策での経験を生かしながら、当社NBCは日欧の科学とビジネス、そして社会の発展に一層貢献できると確信しています」と述べています。