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ニュートン バイオキャピタル、当初出資約束金額5000万ユーロ・目標規模1億5000万ユーロのファンドを新たに設立

ベルギー・ブリュッセル、2022215―ライフサイエンス分野に投資するニュートン バイオキャピタル(以下「ニュートン」)は本日、新たなファンド(NBC II)の設立を発表しました。NBC II は、NBC I と同様に、慢性疾患のソリューションの開発を目指す前臨床および臨床試験の段階にある企業の成長と価値創造を支援することに焦点を当てていきます。ニュートンは、欧州と日本における研究とイノベーションの活用を独自戦略として掲げており、結びつきが強い両地域から生まれる相乗効果は双方にとってのメリットとなっています。

初回クロージングではNBC Iの投資家が、公的機関および民間の投資家も含め多数出資しました。NBC IIの投資先については、「サステナブル投資」「多様なチーム」「皆様のための価値創造」を謳うニュートンの理念を守り、ESG(環境・社会・企業統治)ポリシーに従って判断しています。

NBC IIの運用に際しては、2017年に設立したNBC Iで成功を収めた投資戦略を引き続き活用いたします。NBC Iでは、シンジケートのリードインベスターとして、他の投資家の出資総額と同額を出資し、以下の成果を挙げたことでポートフォリオ全体の価値創造を推進しました。

  • 将来性が極めて高い大学発スピンオフ企業4社(Epics Therapeutics、ChromaCure、 AbolerIS Pharma、NeuVasQ Biotechnologies)およびスピンアウト企業1社(DeuterOncolog)の設立に尽力
  • 新たに投資を行なったアーリーステージ企業3社および臨床試験段階の企業2社のリードインベスター
  • 早期投資回収の一環としてプレIPO段階にあった企業3社の各株式市場への上場(ペルセウスプロテオミクスは東京証券取引所マザーズ、Sequana Medicalはブリュッセル証券取引所、Acticor Biotechはユーロネクスト・パリに上場)

強力な運用チームが引き続きNBC IIを担当し、ブリュッセルと東京のオフィスから欧州と日本の連携を強化していきます。

ニュートンのマネージングパートナー、アラン・パルトゥーンスは、次のように述べています。「このたび、ニュートンの新しいファンドの初回クロージングが完了したことを大変喜ばしく思っています。これもひとえにコーナーストーン投資家であるSFPI-FPIM(ベルギーの政府系投資ファンド)をはじめとする投資家の皆様の変わらぬ信頼とご支援があったからこそです。当社はかねてより欧州および日本のライフサイエンス・エコシステムとの結びつきを強化し、当社ファンドと他社との差別化を図るとともに、投資先企業に対しては、これまでに培った国際的な投資家や製薬企業とのパイプを通じ、当社ならではの機会を提供してきました。結びつきが強い両地域から生まれる相乗効果を引き続きNBC IIに生かし、皆様のための価値創造を支援してまいります」

ニュートン バイオキャピタルについて

ニュートン バイオキャピタルは、2017年にベルギーで設立されたベンチャーキャピタルです。前臨床・臨床試験の段階にある欧州と日本の企業を投資先とし、結びつきが強い両地域のヘルスケア・エコシステムから生まれる相乗効果が双方にとってのメリットとなっています。ニュートンは、慢性疾患のソリューション開発につながるイノベーションの活用に焦点を当て、患者様をはじめ、社会、地域のエコシステム、投資家の皆様のために価値を創造することを使命としています。詳しくはwww.newtonbiocapital.comをご覧ください。