投資先企業

Prism BioLab

PRISM BioLabはこれまで創薬が困難とされてきた標的に対して、独自の低分子 化合物を用いた創薬技術の開発に注力しています。対応する二面角に独自の安定した骨格を用いてα-ヘリックスまたはβ-ターンペプチドを再現するライブラリーを作製しました。これらのモチーフは、特に転写および翻訳に関連した細胞内のタンパク質間相互作用にとって必要不可欠です。

prismbiolab.com/ja/

株式会社ペルセウスプロテオミクス

ペルセウスプロテオミクスは、トランスフェリン受容体を標的とする血液がん治療用抗体の開発およびファージディスプレイ法を用いた抗体創薬プラットフォームを中心に事業展開をしています。2つの治療薬候補をライセンス供与し、1つを血液がん(真性多血症)の治療薬候補(PPMX-T003)として自社で開発し、2019年から第1相試験を日本国内で行っています。PPMX-T003は細胞膜上に発現し、細胞内への鉄の取り込みを制御するトランスフェリン受容体(TfR)を標的とします。細胞の生存と増殖には細胞内への鉄の取り込みが必須です。多くのがん細胞でTfRが高発現しているため、鉄の取り込みを阻害すれば、がん細胞内の鉄が枯渇し、がん細胞の死滅につながることは広く知られています。ヘルスケア業界では古くから鉄の取り込みを阻害する試みが行われてきましたが、まだ成功には至っていません。しかし、ファージディスプレイ法により取得した完全ヒト抗体PPMX-T003は、鉄の取り込みに対する極めて高い阻害活性により、がん細胞を効果的に死滅させます。

ppmx.com

Deuteroncology

DeuterOncologyは、最新のMETおよびRAS経路阻害剤DO-2の前臨床評価および開発に注力しています。DO-2は当初2017年にJanssen PharmaceuticaからOCTIMET Oncology NVにライセンス供与されており、そこからサブライセンス(大中華圏以外の世界共通の権利)を受けています。DeuterOncologyのポートフォリオには、OCTIMETの化合物すべてのサブライセンスが含まれており、欧州のがん患者を対象に単剤療法および併用療法の両方で評価が行われている臨床段階のMETキナーゼ阻害剤もこれに含まれます。DeuterOncologyは世界中に広がる協力者ネットワークと連携して、がん患者に新しいソリューションを提供しようと取り組んでいます。

deuteroncology.com

ジェイファーマ株式会社

2005年12月設立のジェイファーマの使命は、ヒトゲノム解析手法を用いて新薬を開発し、人類に貢献することです。この手法では特定の疾患の患者に合わせた選択性の高い新薬を使って治療を行います。ジェイファーマの知的財産には、細胞膜上のトランスポーターが多くの疾患と強く結びついているという概念が含まれています。特定のトランスポーターを標的とする薬物分子のほか、人の体内には重要な薬物トランスポーターが複数存在し、これを新薬候補の薬物動態の評価および最適化に利用できる可能性があることを突き止めました。ニュートン バイオキャピタルは、ジェイファーマの開発パイプラインが新たな薬剤および検査プロセス(すなわち診断法)につながり、先進国の高齢化社会のQOL(生活の質)を向上させることになるとみています。ジェイファーマは新薬の開発を通じて世界中の人々の健康維持に貢献し、福祉を向上させることを全体目標に掲げています。

j-pharma.com

Chromacure

Divested

Epics Therapeutics

EPICS TherapeuticsはRNAエピジェネティクスに基づき、がん領域におけるファースト·イン·クラスの医薬品を開発しています。同社はがん治療のためのRNA修飾酵素の低分子阻害剤の創薬·開発に注力しています。

epicstherapeutics.com