投資先企業

Aboleris-Pharma

AbolerIS Pharmaは、免疫介在性疾患に対する新たな免疫調整薬を開発しています。現在、抗CD45RCモノクローナル抗体(ABIS-45RC)およびサイトカインIL-34(ABIS-34)の2つのプログラムに取り組んでいます。

aboleris-pharma.com

株式会社ペルセウスプロテオミクス

ペルセウスプロテオミクスは、トランスフェリン受容体を標的とする血液がん治療用抗体の開発およびファージディスプレイ法を用いた抗体創薬プラットフォームを中心に事業展開をしています。2つの治療薬候補をライセンス供与し、1つを血液がん(真性多血症)の治療薬候補(PPMX-T003)として自社で開発し、2019年から第1相試験を日本国内で行っています。PPMX-T003は細胞膜上に発現し、細胞内への鉄の取り込みを制御するトランスフェリン受容体(TfR)を標的とします。細胞の生存と増殖には細胞内への鉄の取り込みが必須です。多くのがん細胞でTfRが高発現しているため、鉄の取り込みを阻害すれば、がん細胞内の鉄が枯渇し、がん細胞の死滅につながることは広く知られています。ヘルスケア業界では古くから鉄の取り込みを阻害する試みが行われてきましたが、まだ成功には至っていません。しかし、ファージディスプレイ法により取得した完全ヒト抗体PPMX-T003は、鉄の取り込みに対する極めて高い阻害活性により、がん細胞を効果的に死滅させます。

ppmx.com

Acticor Biotech

Acticor Biotechは、フランス国立保健医学研究所(INSERM)からスピンオフしたバイオテクノロジー企業です。虚血性脳卒中や肺塞栓症などの急性血栓性疾患の革新的な治療法の開発を専門とし、臨床段階に入っています。同社は創業者であるINSERMのMartine Jandrot-Perrus博士およびParis-Sud UniversityのPhilippe Billiald教授の専門知識および研究成果を踏まえて設立されました。

acticor-biotech.com